2019-12-30 7 心のなかでけんそんをもっていても、それを外にあらわせないものは、真のけんそんとはいえない。しかし、心のなかに真のけんそんがあれば、かならず外にもあらわれるはずである。心とおこないとが、このようにつねに一致してこそ、真のけんそんの持ち主といえる。温和、忍耐、けんそんであり、自分を知り、自分の知識をほこらず、自分の過失を過失とみとめることが、真のけんそんである。あなたがもしこれをよくまもれるなら、高慢と虚栄のみなもと、いや、すべての悪のみなもとである利己心をすてることができるであろう。