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あなたには、ことば少なく、つつしみぶかくあってもらいたい。しかし、もしあなたのその態度が、ほかの人の不便になり、ほかの人にけんお感を起こさせるとしたら、それも気をつけねばならない。
ほかの人とはなすときには、ことばをつつしまねばならない。自分はほかの人にはなしを聞かせるほどねうちのある人間ではない、ほかの人の注意をひくほど善をかたりうる人間ではないと考えて、いつもひえめであれ。またもし、人があなたをあなどって、あなたのはなしに耳をかさないことがあっても、あなたはそれを残念がることなく、ますますへりくだり、自分を反省し、自分の考えは他人を益するほどのものではないから、他人が耳をかさないのはあたりまえだと考えるがよい。