あなたがもし、無実のそしりをうけたり、あなたよりおとった人やとがのある人から苦情をいわれたりすることがあれば、それをすぐさまおこってしりぞけないで、むしろ自分をふりかえり、はずかしいところや、いやしいところがあるならば、それを告げよ。しかしもしその相手が恥や害をうけるおそれがあれば、沈黙をまもれ。もしそのそしりが、真実ならば、自分にはそれ以上の過失があるのに、相手はそれをつつんで、このことだけをいってくれたのだと思って、こころよく聞きいれよ。また、ときには、けんそんをふかめて、そのそしりはじぶんにおおいに益することだと考えよ。